Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

突撃どろんこ

封筒にキーホルダーを入れて
迷惑だったらこの手紙は捨てて
迷惑でなかったら返事下さいって
そう書いたら返事、来なくてね
 
今から思えば二択に逃げてるし
自信はなかったのかもしれない
でも脈なし確定なら多分送らない
勘違いしてたの "向こうも同じ"
 
その子?小六の時の同級生で
私は仲いい方だって思ってて
からかわれてアダ名つけられて
え?あの…「ぶびごおら」って
 
…笑うことないでしょ、もう
今より太ってたのよすっごく
うわっ何調子乗ってんのコイツ
勘弁してくれってやつでしょう
 
幼稚園みたいなのは別にすると
それが私の初恋だったのかも
九割方そんなのばっかりなの
勘違いだって疑う癖もつくわよ
 
わかんないフリで訊き返す方が
純情そうに思われるかもとか
駆け引きとかそんなのじゃないわ
教えてよ、確信ってなんなのか
 
未来が楽しみより不安なのは
苦い記憶を踏んで生きてるから
そうおめでたくなれっこないわ
だからって悟りも開けないから
 
始めなければ終わらないのよ
一番のピークは幕が開く前かも
知ってる癖にどうしろっていうの
それでいいならそれでいいのよ