Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

退部届の脚注

部活やめるちうて聞いてんけど
はい、申し訳ないんですけど
まあな、お前そんなん言えへんから
言うてきたちうことはよっぽどやねんな
 
故障の間、僕先輩のポジションおって
慣れへんしやっばいんちゃうのとは思てて
ほんでも、周りが支えてくれてましたから
どうにかしのがなって気い張ってました
 
先輩治って元のポジション戻って
大会ごとに緊張感ないなってきてもうて
…なんや、要は俺が悪いんか
ちゃいますよ、僕嬉しかってんから
 
自分のポジションやったらなんとか
足動いてへん言われんくらいには
やってやれんことないんです、役割は
なんやろ、気が済んでもうたんかな
 
ほんでも、怪我した分だけ走る気で
もっそい努力してはるのはたで見てて
ああなんか、一人で守ってた頃ほど
必死になれてへんかもしれへんな僕、と
 
…やっぱり俺が悪いみたいやないか
ちゃいますって、おらんと僕ももたんから
正直自分でもようわからんとこありますね
でもひとのせいやとは全然思てないんで
 
ほんまかあ、しやけど、俺は続けるよ
もちろんそれはもう、そうしてくれないと
言うても、顧問や部長がどう言うかや
先輩についてるひとぎょうさんいてますから
 
先輩がね、さっき思わはったみたいに
ごちゃごちゃ文句言うひとがおった時に
お願いやから真ぁに受けんといて下さいね
僕も知らん本音がひとにわかるはずないんで