Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

お茶碗半膳の祝い

44歳だって
数字の縁起もどうもアレで
もちろん若くはなくて
でも年寄りぶるには早くて
 
いるだけまだいい親でもさ
弱ってくるお年頃だもんな
独身子なし恋人なしだとさ
なんかいいことないかなあ
 
数日違いの友達あてにと
よんだのしだのフォーだの
語呂合わせを考えつつも
どんよりとの戦いだったよ
 
自分の誕生日も過ぎて
どうってことないやって
開き直った頃になって
思いついたことがあってね
 
88歳が米寿だから
その真ん中が44歳だ
還暦なんて呼び名だってさ
くるっとしてるわけだから
 
後半のはじまりってことで
まあいいんじゃないのかね
最後は末広がりにしたって
中間点はこんなもんだって
 
今までいろいろあったろ?
同じくらいあれこれあるよ
いいことも悪いことも
なんだかんだあると思うよ
 
若い時ならお手上げだろう
絶望を知りつつ生きている
どうにかなると知っている
これからの朝夕をことほぐ