Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

悩みごとの表層

知り合いが悩んでいて
それはこれこれこんなことで
私どうしたらいいでしょうって
それはおせっかいの丸投げ
 
勉強できないモテない仕事ない
世はありふれた悩みでいっぱい
誰だって日々あれこれ忙しい
正直言って構っちゃいられない
 
それでもそれが本人の悩みなら
自分がお役かどうか知らないが
相談相手に選ばれて光栄だから
考えて自分で答えを探すんだ
 
家族も親友も誰より本人も
知らないひとよりは考えてるよ
代わりに試験受けてくれるの?
あなたが恋人になるっての?
 
自力で考え続けられないことは
ほんとうはどうでもいいことだ
それがいけないんじゃないんだ
親身なフリはバレるってだけさ
 
どうでもよさそうな軽い調子で
遊び半分みたく冗談交じりで
半笑いを浮かべた相談だって
胸の内が余裕とは限らなくてね
 
暇つぶしの場合も勿論ある
後がないSOSの場合だってある
疑って決めつけたら全部終わる
どのみち何も出来ないだろう?
 
僕は落ちこぼれでダメなんです
つらい話ほどおちゃらけられる
私の良心が痛んで困るんです
そっちは見られて困らない王道