Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

毎度お馴染み40年

いやあ参った 驚いたね
こんなことがあるとはねえ
俺結構がんばって来たよね
なんか悪いことしたんだっけ
 
おもしろけりゃ基本なんでも
いいんだよ いいんだけど
俺はしょうがない何書かれても
でも親父は勘弁してくれよ
 
俺が知られてるばっかりに
あの世に行ってまでこんな目に
そればっかりは申し訳ない
馬鹿にされてんのが情けない
 
長年大事にしてきたこと全部
踏みにじってネタにしやがる
誰なんだよ証言してるこいつ
人前に出るの怖くなっちまう…
 
黙って聴いていた常連のひとは
眉根を寄せ瞳に炎を映しながら
それはそれとしてお茶を飲んだ
聴く前と後で何か変わった?
 
いいえ、別に何も
知らないひとは非難するかも
そんなひとなわけがないでしょ
何故って言われても困るけど
 
ひとの話が証拠になるなら
誰だか知らない密告者よりは
馴染みのあるひとの話の方が
年月の分厚みがありますから
 
言いたい主張は常にアリモノ
新商品開発 売るのも仕事
それで見損なうような相手を
探す踏み絵 それだけのこと