Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

毎度馬鹿馬鹿

おしどり夫婦の大先輩
こちとら20年選手でい
お手本となるいい機会
さあさ心して聴くがいい
 
胸の内で豪語しながら
当たり障りのねえ話だ
いやんなるな我ながら
お互い様の目のお仲間
 
俺のようになれとも
なるなとも言えないけど
不機嫌そうだろうけど
祝ってるつもりなんだよ
 
そりゃま敢えて言うなら
随分長く近くにいてさ
禁断のキの字もない俺が
情けないのも多少あるが
 
ああ、いやいやいや
そういうんじゃないんだ
男は馬鹿なもんだからさ
ついなんだあいつってさ
 
自分のことは棚に上げて
ひとの妻になんぞなって
あーあなんかつまんねえ
とか思っちまうんだよね
 
もし俺がいなかったら
一生の出合いもなかった
世話になった恩返しなら
道化の甲斐もあるかもな
 
先に言っとくけど
犬も食わねえ喧嘩するよ
札止め熊五郎の堪忍袋
俺とよりは長持ちしろよ