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Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

今生の出会い

少々近付いても別に変わらないよ
まあ言っちゃえばそうだけど
離れたままでつべこべ言うのと
目の前にいるのとは違うんだよ
 
絶対会うわけがないと決めて
思いつく限りの悪態をついて
会社の同僚の顔色は気になって
びくついてることもあるよね
 
綺麗事と笑われながらも言うよ
みんなきょうだいらしいんだよ
古い歌みたいだって思うでしょ
三歩譲って友達だったかも
 
袖振り合うも多生の縁とか
説教じみた年寄りっぽいけどさ
ほんのちょっとこの世に来るのが
ずれていたならどうなった?
 
終わったら終わるんだよ
区切られた時間もこの人生も
真顔になって雑踏に戻ると
なんだったのかと思うでしょ
 
だからこそどうせ思い込みなら
生き別れの家族だ親友だ恋人だ
そっちを勝手に信じていれば
嘘みたいでも心強いものだから
 
ホントの身内に舌打ちする前に
肩を抱いて踊る夢を見ればいい
呪いの言葉をひねり出す前に
口説き文句を書き直せばいい
 
許せないのは関係ないから
そうでなければ近過ぎるから
あらゆる存在を肯定する存在が
嘘みたいな顔で降ってくる明日