Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

氷河期エントリ

 

口から油粘土を掻き出す
捨てようとした厠は汚れが酷く
更にえずき油粘土が口に湧く
 
高校の頃に絶交したはずの友が
私の模試の順位にシラケて言った
なんだ、そんな下なんだァ…
土手でのめって分解する自転車
 
自分の唸り声でがばと目覚め
額に手のひらをあて息をついて
 
明日も午後から面接だ
バイトと教育実習と採用試験の合間
受けた会社は二十を超えた
PHSかベル持ってないと不利なのかな
概要がCD-ROMではじかれた会社
最終面接で落とされた文房具屋
今は家が大変で県外には出られない
同じ業種がたくさんある地方じゃないし
志望動機も正直そんなに浮かばない
 
もうほんと人生に疲れたわ
とりあえず院でも受けようかな
人格否定されてる気がするよ
コネあるけど他受けてみてるの
 
たまに顔を出し慰め合う大学構内
いい話は聞かないし聞きたくもない
 
教員採用試験は揃って落ち
私はある会社のグループ企業に
何故か見込まれ唯一の内定
ささくれボロきれ 活動打ち切り
 
くっきりしない夢に眠る秋
机の上に散らばる卒論の続き