Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

ヒヨコの選別

これはまた今度でもいいですかね
あ、じゃそっちは今やりますので
申し訳ありませんお手数おかけして
私ちゃんとしたこと言ってるよね?
 
ゲームのスポットを探して歩く
あっこれかと言って立ち止まる
ひと通り操作を終えて我に返る
これってヘンなひとに見えてる?
 
ひらびの午後の図書館に寄り
雑誌を取って記事を拾い読み
時々鼻をひん曲げる変なにおい
えっ私じゃないよねと汗を嗅ぎ
 
ふっとバカバカしくなる
そうです私はヘンなひとなんです
お医者さんでも証明済みなんです
心配しなくてもみんな違う
 
変わっていて面白いですねと
言った口が それは邪道ですよ
ちゃんとしたひとは違うんですよ
それを認めたらヘンになるでしょ
 
俺はお前なんかとは違うんだ
わかってます だからなんですか
違わないひとってどのひとですか
まずあなたは私とは違うんですか
 
ひととは違うひとになれと言い
ひとが違っているとむっと睨み
そういうのはよくないんじゃない
頭がオカシイんです 申し訳ない
 
伝家の宝刀というか印籠というか
いい気な言い訳で群れから離れた
これがなくてヘンなひとは大変だな
違わないひとがいるってんだから