Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

拾った命の伝え方

ひとつひとつをすてると
おおきななにかがすくえるの?
 
そういうわけじゃないと思うけど
小さいものでも大きいものでも
いやになっても粗末にせずに
投げ出さずにいると時々苦しい
 
さいごまでねばりづよくって
がっこうでよくいわれるんだよね
 
根気や努力で解決することと
そうじゃないことはあると思うよ
それを区別できるようになるために
作り物の課題があるのかもしれない
 
むかしのひとはいまのひとよりも
たくさんいきていたかったの?
 
どうだろうな
生きたいのに死ぬひとは多かったかな
年をとった自分が想像できない時代に
みんなが前向きだったかはわからない
 
みらいってつまりどういうこと?
あたしたちもえらべるものなの?
 
うん、そう思うよ
ただね、理想通り文句なしの満点と
バツだらけの0点どっち?みたいに
わかりやすくはないかもしれない
 
なんだかよくわからないけど
わからなくなったらどうしたらいいの
 
大人もしょっちゅうわからなくなるよ
決めなきゃいけない時も多いけど
生きるのに疲れるほど悩んだ時は
ほんとは何も決めちゃいけないんだ
 
訝しげな瞳を浮かべる薄青色に
甘く身を投げる大人の着ぐるみ