Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

盆回りのボタン

いつか行ってみたいなより
御免こうむりたい二番煎じ
バツのリストが今日も伸び
ずしりの腕をさするばかり
 
停止スイッチに手を当てて
頭の周波数を少しずらして
別のことを考えてぼやけて
虚ろな節穴を覗いて終われ
 
いつお前にそれを強いた?
誰がそこにいろと頼んだ?
いなくたって変わるもんか
忙しいんだよ 調子乗んな
 
家族に恵まれ儲けもあるし
生活も仲間も悪くはない
お前の漬かりの浅い戯言に
明け渡す時間は一秒もない
 
いいか?切るのは俺なんだ
そいつは俺が決めるんだ
泣こうが恨もうが無駄さ
ここでは俺がルールなんだ
 
直接知ってたやつの中にも
今どうしてるか知りもしない
音信不通なんてざらだし
のたれ死んでるかもしれない
 
誰が引き金を引くかなんぞ
福引の逆みたようなもんだろ
死ぬも生きるも勝手にしろ
俺はお前なんかで死なねえよ
 
…それじゃ訊くが上の御託は
どっちの側が主語だろうな?
多勢無勢もひとりびとりさ
天に唾してタライが落ちた