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Okay, bad joke.

詩のドラフト倉庫

あぶくと見頃

お蔭様でからだだけは昔から丈夫で
胸を張って笑ってから肩をすぼめ
僕みたいなやつは、随分脳天気で
苦労知らずに思えるんだろうね
 
そういう見方はしないつもりでいます
知らない範囲はひとそれぞれです
私も病気じゃない頃のこと忘れてます
元気知らずってことになると思います
 
僕なんかから見るとね…失礼だけど
もっとさ、生死の境?なんていうの
旗色が悪くても社会でやっているひと?
それより君って随分ましじゃないの?
 
世間様は健気な苦労話がお好きだから
そういう方が目につくんじゃないですか
元気なひとと同様、あくどいひとだって
いるんでしょうけど見過ごしがちですね
 
僕も仕事で疲れて少し休みたいから
つい君の立場をやっかんじゃうのかな
いやほんとにごめん気を悪くしないで
正直何がどう病んでるかわからなくて
 
元気の条件は安定かなって思いますよ
一日あたりにすると七割の力にしても
五日連続で出して二日で回復できる
病気で困るのは、多分波の幅なんです
 
紅梅の一輪挿しの横の炭酸水を一口
私だと十割で通常の七割、翌ニ日バタリ
生活って家事なんかも日々あるでしょう
続けられずに死のうとしたこともあります
 
例えば二日おきに死なない程度の発熱
ましな一日も用心しがち、体質の差です
犬に毎日二本足で歩けとは言わないし
犬よりひとが上なわけでもありませんし
 
僕も死なれちゃ冥利が悪いけどなあ
途中で解釈が変わっても構わないというか
僕が病気の世界をわかろうとするように
君も元気な僕らの仕事を見ていて欲しい
 
泡をひょいと掲げて透かし見る紅梅